今年は暑かったり、涼しかったり、はたまた蒸したりとおかしな夏ですね。
去年の猛暑ではたまの休みでも作業する気になりませんでしたが、今年も週末にかぎって天候不順で
我が家のベランダ工房も稼働率が落ちています。(ってそんなにやってませんがw)
そんな作業には不向きな天候の中、Yさんが久々にカスタムを披露してくれました。
まずはこれ、
M29のようですが、一緒に写っているムーンクリップをみればお分かりですね。
.45ACPを装弾するNフレ、S&W M25です。
タナカのM29をベースに、ご覧のように.45ACP化されています。
なぜ2丁なのか聞いたら、「最初4インチを作って、調子が乗ってきたので6.5インチもやった」そうですw
加工内容は
1.M1917用シリンダーに付け替え
2.M1917用エジェクターに付け替え、樹脂製クリップに合わせてエジェクターノッチ台座部分を六角形に加工。
クリップのアップ画像は上がスチール製、左下が樹脂製(表)、右下が同(裏)です。
※スチール製クリップは加工せずとも装着可だそうです。
3.フォーシングコーン延長
ジャンクパーツの中にあったコクサイM10バレルを裁断、外径と内径を削り込んで接着。
4.フロントサイトのイエローランプ(6.5インチのみ)アクリル板より作成。
→ これは私が「イエローランプってカスタムっぽくね?」と言ったら採用になりましたw
といったように地味なようで色々と手が加えられています。
次がコレ、
タナカのM29ののようですが...
シリンダーがカウンターボアード化されています♪
これはコクサイM29用シリンダーとエジェクターを使用しているとのことで、その理由は
理由1:タナカのシリンダーを切削してカウンターボアード加工すると、カートリッジの先端がインサートに
当り、収まらない。
理由2:コクサイのシリンダーは元々カウンターボアードなので、ボアアップ(コクサイM29用カートリッジは
タナカ用より直径が1mm小さい)すればよいし、エジェクターもタナカ製よりかなり肉厚で強度が
かせげる。
※左がコクサイ、右がタナカ
理由3:タナカのシリンダーを後ろに延長する事も考えたが、既に前例があった。
とのことです。
でも 実際はYさんの手元にコクサイのシリンダーが余ってたからって事が一番の理由のようですw
M29の加工内容は
1.シリンダーとエジェクターをカウンターボアード部分も合わせてボアアップ。
2.コクサイのエジェクターのノッチがシリンダーハンドとの相性が悪かったので、ノッチ部分は台座ごとタナカ製より移植。
3.コクサイのシリンダーは直径がタナカ製より1mm小さく、シリンダーがフレイムラグに引っかからないケースが
あったので、フレイムラグをABS板で0.5mm嵩上げ。
尚、エジェクターロッドその他シリンダー内部パーツはタナカ製を使用。
とのことです。
それとM25とM29の共通加工内容は
1.HWSのヴィクトリー用パーツを流用した4スクリュー化。
2.シリンダーストップのテンションスプリングをプランジャー方式に加工。
3.バレルピン再現
とのことです。
本来は1丁ずつ取り上げた方が私もネタ的にありがたいのですが、Yさん的に「夏のNフレ祭り!」ということ
なので一挙3丁を取り上げてみました。
Kフレマニアな私ですが、夏バテ防止にはコッテリなNフレが利きそうです♪
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夏のNフレ祭り!
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