4月29日のビクトリーショーで予約を受け付けた徳弘工房のM44は、まだ完成に至っておりません。
Vショー翌日から徳さんは作業に着手していますが、出来上がったスライドの仕上げに気なる部分が
見つかったため現在修正中とのことです。
徳さんのVショー後の作業画像が届いたので公開します。
チェンバーカバーを取り付けるため、ABSのバレルの取り付け部分を削ります。(トップ画像)
アルミの丸棒からチェンバーカバーを削り出します。
加工角度を正確に設定して
目的の厚さに削り込んで
形状を完成させます。
バレルとの取り付けを確認しています。
チェンバーカバーが完成したら、次は刻印のため実物画像から字体のデータを作ります。
徳さんは刻印を彫刻機で手彫りするので、刻印の原版を作ります。
刻印原版が完成したらいよいよ刻印開始です。
刻印が綺麗に入るようにチェンバーカバーの寸法を測定しています。
測定その2。
刻印作業中。
刻印入りました。
チェンバーカバーを仕上げてスライドに収めてみました。
刻印の深さも複数検討したみたいですが、製品版はどれでしょうね?
トリガーガードの「P」マークも刻印原版を製作します。
これも刻印して
この通り。
グリップスクリューもM44専用に削り出します。
グリップスクリューの頭をゲージに沿って切削中。
最近のハンドガンでは少数派になりつつあるマイナスネジになってきました。
グリップスクリューとスタッドが完成しました。
グリップスクリューまで完全オリジナルです。
予約のお客様にはお待たせしていますが、徳さんは完成に向けて日々このような作業を続けていますので
今しばらくお待ちください<(_ _)>