80年代少年に印象深いリボルバといえばスマイソンじゃないでしょうか。
パイソンの特徴であるベンチレーテッドリブ付バレルをライバルであるS&W M19にねじ込んでしまう、良いとこ取りの
カスタムは当時の私には思いつくことも出来ず、米国の発想の自由さを感じずにはいられませんでした。
Gun誌で紹介されたスマイソンには純正グリップを削って作ったフルチェッカーグリップが付いていて、「スマイソンには
この木グリ!」と刷り込まれましたねぇ。
純正グリップ付だと「スモルト」、チェッカーグリップ付だと「スマイソン」って感じですね。
CMCのスマイソンが発売されたときには、高校までのバス定期券代半年分を突っ込みオプションの木グリを買って
「やっぱりカッコいい!」と悦に入ったのは良い思い出です。
半年間、遠く離れた高校まで走って通ってもスマイソンを思うと全く苦にならなかったのも、今となってはこちらも
良い思い出ですw
コクサイからもスマイソンが発売されましたが、初期モデルはバレルが残念な形だったので買いませんでした。
しかし後年にバレルの形状も改良されたHWスマイソンがされるとコクリボ保存会モデルガン分科会の私(ウソですw
コクリボ保存会の方々すみません!)としては早速確保してしまいましたw
そうなるとスマイソンに必須のあのグリップですが、コクサイはオプションで出しておらず、さてどうしたものかと思案の結果、
当時木グリでお世話になったクレイトンファクトリーに製作をお願いしました。
丸い形状へのチェッカリングは大変だったらしく、苦労されたと聞いています。
Gun誌に掲載されたグリップとは違うよなあと思いつつも、これはこれで良い出来なので満足していました。
左:じんぎすかんさん作、右:クレイトンファクトリー作。
さらに時は経ち、昨年11月の「モデルガンのはなし」を見た私は衝撃を受けました!
実物グリップをベースにスマイソンのフルチェッカーグリップを製作しているのです!!
Gun誌にはそう書いてあったのに、私は何故同じ方法を思いつかなかったのか!俺はやっぱり頭が固いな~と
反省すると共に依頼された方の発想に脱帽しました。
しかし「他人が思いついたアイデアを真似るのはちょっと…」という恥じらいのない私は早速じんぎすかんさん
の元に純正グリップを送りつけましたw
この場を借りて、最初にオーダーされた方には感謝と「真似てゴメンナサイ」と謝罪させて頂きます。
おかげさまで長年のこだわりが解消しました(^^)
「実物グリップをベースだから出来が良いのは当たり前」なんて素人考えの方はいないと思いますが、今回も
じんぎすかんさんに苦行を強いることになりました。
じんぎすかんさん、製作ありがとうございます
しかもリアル派好みのHWSでなく、コクサイのスマイソンにフィッティングしていただきました。
ある意味贅沢なグリップですw
じんぎすかんさん曰わく「松ぼっくりグリップ」が見事に再現されています。
私のじんぎすかんさん作の木グリを見て「オレも頼んでみるか!」と思い立った方は「モデルガンのはなし」へどうぞ(^^)/
ただし依頼内容を具体的に説明できるスキルのある方限定でお願いします。
「○○に載ってたグリップ」ならその画像を添付したり、お願いしたいポイントを列記しないと、じんぎすかんさんが大変です。
こちらをご覧の方々には釈迦に説法だとは思いますが念のため。
でも本音は自分がお願いするグリップの完成が遅れるので、あんまりお願いしてほしくないですww
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ステキな松ぼっくり
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