S&Wオートといえば、日本のモデルガンマニアにとってはM39/M59がポピュラーですが、
モデルガン化してほしいガスガンといえばMGCのM645/M745ですね。
Vショーでも展示していたYさん作のM645と制作中だったM745のモデルガンが完成しました。
夏休みを使ってYさんが画像をたくさん撮影してくれましたので、いつもより画像多めです。
それではYさんのM645/M745のレシピです。
1.スライドアセンブリ
・平型のダイヤモンドバーをピンバイスに装着して、スライドにレール用の溝を切削。
・ブリーチはマルシン1911用を加工。
・リコイルスプリングガイドは、7mmのアルミ丸棒に、角を丸めたM6のナットをネジ込み。
・リコイルスプリングは、ばね屋の通販で購入。
・バレルはGM5用を加工、デトネータはGM7のオープンデトネータを使用。
*バレル先端部の形状はナニが正しいのかよく分からなかったので、M645とM745で別の形状になってます。
・エキストラクターはアルミ削り出し。
・M645のセフティ(右)とM745のセフティ(左)
・M645のセフティは3ピース構造で、本体部は真鍮丸棒を加工、実物とは違い
ファイヤリングピンがベレッタタイプ。
*ブリーチ内部のファイヤリングピンは樹脂製、セフティ内部のファイヤリングピンはMGCの
固定スライドガスガンの放出バルブを整形したもの。
・M745のセフティは2ピース構造で、本体部は真鍮丸棒を加工、実物通りにファイヤリングピンの
後部をセフティがブロックするタイプ。(M52と同様)
*ファイヤリングピンは後部のみ真鍮丸棒を加工し、前部の樹脂製ファイヤリングピンに
差し込みピン留め。
2.フレイムアセンブリ
・フレイム本体の内側を、マガジンが入る様削って広げる。
・トリガーバー、ハンマー、メインスプリングハウジングは、M645/M745用を加工。
*メインスプリングハウジングの内側を削ると、鬆がいっぱいで、M645もM745も同じでした(;´Д`)
・トリガー、ハンマーストラットは、M645/M745用をそのまま使用。
・シア、ディスコネクター、エジェクター後部シャーシは、マルシンM39用を加工。
・前部シャーシはGM5用を2個イチで加工。
・M645はセフティオン時にデコック、M745はコック&ロック(M52に同じ)
・スライドストップはマルシンM39用に、M645/M745用のプランジャーを加工して装着。
・スライドストップのプランジャーを受ける部分にアルミブロックを埋めて、スライドストップが
上下に動くよう加工。
3.マガジン
・タニコバR8マガジンの下部のラインをフレイムに合わせてカットし、マガジンベースの受けを加工。
・マガジンベースはM645/M745用を使用、マグキャッチ用のスリットを切削。
*両者のマガジンは当然互換性あり。
S&Wの.45オートたち
M645/M745からSW1911になり、S&Wらしさがすっかり消えてしまいましたねぇ。
ポリマーフレーム全盛の折、新たなメタルフレームのオートが出てこないのは寂しいです。