徳さんから今年初めての工房通信がやってきました。
前回に引き続きハウジングの加工です。
画像右のカッターを使って、ハウジングの形状を変更します。
右側が加工後のハウジングです。
フレームの上下幅を詰めた事に伴い、ハウジングの上下幅も変更してます。
ランヤードリングは後付けです。
ハウジングを取り付けた冶具を、割り出し台に固定します。
上下二本の溝を彫る事で、山を形成します。
一山ごとに割り出し台を4度づつ傾けながら、上記工程を繰り返します。
ハウジングのRに合わせて、放射状に山が並びます。
※下画像のハウジングは、加工チェックと練習を繰り返した個体なので、チェッカリング部分が
プラリペアになっています。
フリーアームと言う器具を使用して、90度カッターでの円弧加工を行います。
割り出し台を90度起こし、先の山と直角に交わる山を今度は2度づつ回しながら形成します。
左側がチェッカリングと形状加工したハウジングで右側がノーマルのM39用です。
加工後のハウジングにサーフェーサー仕上げます。
アウトラインのRがM39から変更されています。
どんな仕事にもトラブルは付き物ですが、今回の加工でもトラブルが連続したそうです。
画像の冶具も今回の加工後に致命的な歪みが生じている事が解り、丸一日かけて改修が
必要だったそうです。
このような僅かな形状の違いでも握った感じはかなり違ってくるとのことで、その違いを
4月のVショーでお披露目できるよう、徳さんは頑張ってます。
<おまけ>
先ほど届いたハウジング下部にランヤードリングを固定する方法のシュミレーションの模様ですが...
アルミパーツの取り方を間違えてしまい、位置関係が上下逆になってしまいました(汗)
そんなこんなで徳さんも色々と頑張ってマス(^^)