あじゃさんに仕上げをお願いしていたナイゴード改が完成しました(^^)/
詳しくはあじゃさんのブログをご覧くださいw
ブルズアイ競技の名手だったドン・ナイゴード氏が製作した6インチリブスライドのカスタムを
イチローさんがビアンキカップに使おうとしましたが、スピード競技には重いロングスライドは
不向きだったようで、ジムボランド作のコンプ付5インチスライドに載せ換えていました。
しかしナイゴードカスタムはその後ボランドの手によりリファインされてナイゴードカスタム改
となりましたが、このカスタムをビアンキカップで使ったという記述は確認でません。
当時イチローさんが懇意だったボランド氏に「試しに改良してみて」とお願いしてみたものの、
やはり実戦では使えるほどのパフォーマンスが出なかったのではないかと思います。
80年代のボランドカスタムには他のカスタムビルダーが考えない奇抜で実験的なカスタムがあり、
正統派カスタムよ良しとする人たちからはゲテモノ扱いされたのでないでしょうか。
しかしそれが遠く日本のカスタム好きの注目の的だったとはご存知なかったことでしょう(^^)
実績のあるカスタムも素晴らしいのですが、ナイゴード改にはボランド氏のチャレンジャブルな
情熱が感じられます。
実物のスチール製チェッカリンググリップや広げたマグウェルに沿ったチェッカリングには
そこまで必要なの?と思えるこだわりがあり、これを再現するのにモデル工房Sさんほどの
名手でさえ悲鳴を上げるほどだったそうです。
イチローさんの思いつきを形にしてしまうボランド氏のカスタムがチャレンジャー誌の表紙を飾る度に
田舎の高校生だった私の「いつか手に入れるカスタム」リストが増えていきました。
当時はそのうちMGCが限定カスタムで発売するだろうと心待ちにしていましたが、サバゲーの普及と
弾の出るトイガンの高品質化に逆らえずチャレンジャー誌は僅か1年半程で廃刊、その後まさかの
MGCの廃業で私が待ち望むボランドカスタムたちが発売されることはありませんでした。
ナイゴード改は「昔はこんな変わったカスタムもあったんだ」くらいの評価だと思いますが、
Sさんとあじゃさんのコラボにより実現することができ、30年以上前の感動を蘇らせることが出来ました。
今回もありがとうございました。
さぁ、次は何にしようかな?