同年代のモデルガン趣味のブロガーさんとトイガン趣味のこれからについてお話する機会がありました。
現状のトイガン業界はサバケーで使うガスガン、電動ガンに支えられているといって過言はないでしょう。
モデルガンはそんなトイガン趣味界の絶滅危惧種的ジャンルとして細々と生きながらえているに過ぎません。
私がモデルガン趣味を始めた1980年は業界最大手のMGCが美しいカタログや冊子を提供し、イベントを
開催してユーザーだけでなく同業他社をも牽引していました。
今思えば80年代前半はモデルガン業界がとても活発だった時期で、そんな中で10代を過ごした私にとって
モデルガンは刺激が多く楽しい趣味でした。
そんな経験がバックボーンとなり、私のようなアラフィフ世代にはモデルガンに格段の思い入れがある方々が
多いのだと思います。
しかし、もし私が2000年代にトイガン趣味を始めていたら?
ショップにはリアルな外観、箱出しで快調な擬似ブローバックを楽しめるガスガンが溢れているのに
予備知識なしの初心者がいきなりモデルガンを買うことはないでしょう。
初心者にいきなりモデルガンをお勧めするショップもないですしね。
そんな環境下の私がサバケーやシューティングをやるかどうかは別にして「トイガンはガスガンで充分じゃないの」
と考えている可能性大です。
マガジンやシリンダーにカートを装填出来ないこともモデルガンのインサートと同じように仕方なのないことと
割り切ることが出来たかもしれません。
モデルガンの楽しさを教えてくるモデルガンマニアが身近にいるか、モデルガンの魅力を教えてくれるブログや
ホームページに触発されないかぎりモデルガンに興味を持つことはなかったのかもしれません。
そう考えると、今の若いトイガンマニアにはモデルガンは選択肢に入ってないんじゃないかと思います(´・ω・`)
そういった状況の中、楽しませてもらってきたモデルガンが消えてしまわないように自分で出来ることは何か?
と考えても、「これだ!」というアイデアは出てこず、今まで通り自分のブログでモデルガンを取り上げて、
徳さんの徳弘工房が立ち上がるようお手伝いすることくらいしか出来ません。
メーカーやショップに「こうしてくれたら良いのに」という思いはありますが、大した儲けにならない商品を
製品化してくれと言っても難しいので、先ずは「新製品を出しても損はしないな」と思わせるようユーザーの声を
増やしていくことがモデルガン趣味を続ける地道な方法じゃないかと考えます。
そんなことを考えながら次回Vショーの展示ブツの準備を始めています。