最近のVショーでは個人で製作されたオリジナリティ溢れるトイガンが展示されています。
その昔、頑住吉さんという方がトイガンメーカーが扱わない珍しい銃を少量販売されていて、愛好家の間では今でも熱烈なファンがいますが、当時の私は不勉強だったので欲しかったモデルを買い逃しました(T_T)
3Dプリンターの普及により、個人でのオリジナルトイガン製作にも可能性が見えてきたように感じます。
といっても技術とノウハウが必要なので、販売出来るような製品レベルとなると誰でもとはいきませんけどね。
Vショーでお知り合いになった清水技研さんはTwitterで自作のトイガンを公開されています。
私は彼の作品の44年式信号拳銃が気になっていて、販売のアナウンスが出たので早速予約しました。
これのモデルはソ連の信号拳銃SPSh-44で、モデルナンバーから分かるように第二次世界大戦末期に作られたソ連の信号拳銃です。
同じく第二次世界大戦で使われたドイツのカンプピストルは、ワルサー社らしいデザインですが、SPSh-44は良い意味で牧歌的なデザインで、若い頃なら「作りかけ?」と見向きもしなかったと思います。
ドイツのメカメカしいデザインも大好きですがソ連・ロシアの「同じ機能ならどれだけ簡略化できるか」を追求したデザインも潔くて好きですね。
清水技研さんの44年式信号拳銃は通常キット販売ですが、組立済みの完成品も販売しますよとのことで、早く遊びたかったので完成品でお願いしました(^^)
未仕上げの組立品なので、表面は3Dプリンターで出力されたままとのことです。
キットの組み立て説明書も添付しています。
組み立て方法と注意点が詳しく書かれています。
このモデルはダミーカートモデルではなく発火式のモデルガンなのも特徴的です。
添付のカートはダミーカートと発火カートの2個です。
発火カートにはコクサイの.38SPLカートが内蔵されています。
テイクダウンするとカートがエジェクトされる、これが楽しいんですよねぇ!
トイガンメーカーからモデルガンの新製品がなかなか出ない現状で、個人発のトイガンが新たなビジネスにならないかと期待しています。