トイガンのガレージキットといえば、頑住吉作品ですね。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
トイガンメーカーが出しそうにないマニア心をくすぐるラインナップでしたが、私がその存在を知ったのはすでに活動を終了された後でした。
それでも欲しいモデルは探してみるもなかなか見つからず、縁が無いのかなぁと諦めかけたときにHK4を手に入れることができました(^^)
モーゼルHScをベース(というかコピー?)にした.22LR/.25ACP/.32ACP/.380ACPといった4種類のカートリッジを使い分けられるというH&Kならではのチョイ足し機能をプラスした中型オートのHK4ですが、初期のH&Kっぽいデザインは好みですねぇ。
入手したHK4の程度は良いものの、シアの利きが思わしくなく、古いレジン製品なのでこんなものか、と思いましたが、Yさんに調整をお願いしました。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Yさんに送ったところ、マガジン挿入してもスライドがリリースされない不具合もあるとのこと。(確かにありました)
Image may be NSFW.
Clik here to view.
この不具合の原因は、スライドストップ・リリース用のパーツが、長年コイルスプリングのテンションを受け続けて曲がってしまったことによります。
↓の画像のパーツで、ピンが通る穴の右側にある窪みにコイルスプリングが嵌まって上にテンションが掛かるので、パーツの右側が上に若干曲がっているのが分かると思います。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Yさんはこのパーツを一旦曲がってるところを切り離して整形後、ステンレスピンを中に仕込んで曲がらないようににするかな?と考えましたが、パーツの肉厚が無くて強度確保が困難なので、ABS板で作成することにしました。
3mm厚のABSを削ってパーツを新造します。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ただ削るだけではなく、2ヶ所にABS板を貼り付けなきゃいけません。
画像の状態からABS板を貼って、硬化したら更に削っていきます。
先ず1ヶ所だけ張り付けて、翌日硬化後にもう1ヶ所に張り付けて、その翌日には削り終わる予定です。
因みにこのHK4、ピンが樹脂製で、経年劣化で曲がったり、折れてるものもあります。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
しかし、HK4に使われている樹脂ピンの外径は2.2mmと変わり種で、代わりになる金属製丸棒がなかなか見つかりません。
折衷案として外径2.5mmの真鍮丸棒を削って2.2mmのピンを作成します。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
とりあえず3か所を真鍮ピンに交換しました。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
トリガーとトリガーバーを繋ぐピンは、真鍮化することによって余計な負荷が掛かるかもしれないので、このままにします。
ABS板で新造したパーツが完成しました。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
真鍮ピンの加工・交換も完了しました。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
ホールドオープン時にトリガーを引くとスライドが前進するHK4のアクションもバッチリです(^^)
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Image may be NSFW.
Clik here to view.
調整だけしてもらうつもりが、レストアになりました。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
Yさんのおかげで、HK4を長く楽しめることができます。