モデル工房Sさんは精緻な加工技術でグリップやカスタム製作を手掛けられるビルダーさんでした。
「でした」というのはご本人のトイガンへの情熱が冷めてしまい、製作を終了されたのです。
モデル工房Sさんへの最初の依頼はマルシンのSIG P210用グリップの製作でした。
それまでSさんはガバの平面的なグリップを製作されており、P210のようなグリップ後部をカバーするような形状は作ったことがないのでお断りされました。
Sさんは「もっとグリップ製作の経験を積めば作ることができるかも」とのことでしたので、1年くらい待ったところ、「P210のグリップにチャレンジできそうです」という連絡をいただき製作していただきました。
その後も色々なグリップやカスタム製作をお願いして、私が思い描いていたグリップやカスタムを作っていただきました。
Sさんの製作終了宣言後も何度か製作をお願いしてみましたが、全てお断りされてしまいました。
私はSさんのグリップやカスタムをもう見られなくなってしまったことを嘆きました。(´;ω;`)
しかし、最近ヤフオクにSさん作のグリップと思われる出品されているのを見て、まさか!?と思いブログをチェックすると、今まで製作されたグリップを再販をされたとのこと!
再開の発端はSさんの仕事が上手くいっていないことらしく、手放しでは喜べないのですが、まだSさんのグリップを手にしていない方はこの機会に手にしてみられてはと思います。