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Channel: ゆも庵
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表現の妙

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Pocket'sGunsmithingのスチェッキンAPSは無可動レジンキットながら、見たことのないの実銃もきっとこんなだと感じさせる名品です。

今回はキットのみの販売で簡単な組み立てが必要ですが、バリ取りだけでも十分楽しめます。

しかし、コイツをリアルに仕上げたらもっと凄いブツになるのでは…

と思うのは人情ですね。

以前からスチェッキンのレジンキットをK'zGunShopさんにお願いしたのですが、私が持ち込んだレジンキットの出来が今三つでK'zさんも頭を抱えておられました。

それじゃPocket'さんのスチェッキンが出たことだし、こちらに切り替えましょう!と提案すると「その方が絶対いい!」と即答で、前のキットはなかったことにして再開となりました(^^)

K'zさんの仕上げはただ綺麗というわけではなく、長年のご経験から「この銃ならこんな仕上げなはず」という明確な意志を感じられます。

いつかお願いしたいと思いつつ、常連さんの依頼が多くてなかなか引き受けてもらえないんだろうなぁと半ば諦めていたので念願の作品です。

完成したスチェッキンを見たときに「ソ連の軍用銃っぽいなぁ!」と唸りました。

それは私の思い描く実銃のスチェッキンのイメージに100%一致しているというわけでなく、実銃を見たときに体験する「それまで持っていたイメージが補正される」感覚があります。

例えばトリガーや

ハンマーやセレクトレバー

エキストラクターの鋼鉄っぽさとか

少しくたびれた感じのグリップのマーブル模様とか

使っているうちに色が剥げたリアサイトなんかに、見たことのない実銃を想像させます。

モデルガンメーカー各社で同じモデルを出してる場合に見比べたときの「○○社はこういう表現なのね」という感じ方ではなく、「実銃ってこんな風なんだ」という気づきに近い実銃らしさがK'zさんの持ち味だと思います。

もちろんそんなことを思えるのはPocket'さんのキットの完成度が高いからなんですけどね。

Gunくつ王さん作のマカロフPMと。

現代のロシア拳銃にはないソ連っぽさが良い味出してます(^^)

無可動モデルもこんな風に仕上がると眺めるだけでも楽しくなりますね。


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