80年代前半のモデルガンブームの立役者であるMGCは商品のプロモーションにも意欲的でした。
モデルガンカタログは当時の少年が穴の開くほど読んだものです。
カタログには通常商品の他に限定のカスタムモデルも掲載されており、通常のモデルガンだって買えない身には夢のようなページでした。
カスタムの大半はメッキモデルや刻印変更でしたが、P210-5ターゲットカスタムやウッズマン・ヘヴィバレルカスタムのような形状変更したカスタムはひと際目を惹きました。
ウッズマンのヘヴィバレルカスタムは、スポーツモデルにヘヴィバレルを取り付けたものです。
マッチターゲットが出る前の過渡的なカスタムのようですが、後年ヘヴィバレルカスタムは発売されたものの、このカタログのヘヴィバレルは発売されませんでした。
現物には二度ほどお目にかかったことがありますが、いずれも手の出ない価格でした。
そんな思い出のカスタムになりかけていたヘヴィバレルカスタムに新年のVショーで再会できました。
とは言っても、これはMGCのカスタムではなく、旭工房のヘヴィバレルのキットを取り付けたウッズマンです。
思い出のカスタムを再現するためにヘヴィバレルとCAWのウッズマンをYさんに製作をお願いしました。
このキットはウッズマンのバレルを削って差し込むタイプなので
バレルを削って
バレルを差し込んで接合の具合を見ます。
接合部のチェック。
これでも良いような気がしますが、もう少し詰めてもらいます。
ちょっと詰めてもらってイイ感じになりました(^^)
キットの銃口のセンターが出ていないので
こちらも修正していただきました。
Yさんにっとては簡単なカスタムですが、見事に完成しました(^^)
Yさんからは「マッチターゲットで良いんじゃないの?」と言われましたが、これはこれでいいモノです。
昔見ることのできなかったカスタムに会うことができました。