マガジン装填とカートの排莢を実現したYさんのM1914。
普通ならこれで完成!となるんですが、凝り性のYさんはこれでは終わりませんw
M1900と同様にトリガーを可動式にします。
既存モデルで使えそうな形のトリガーがないので自作していきます。
M1914のトリガーには6mm厚のアルミ板がよさそうですが、手元にあるのは5mmと10mmしかないので適当な厚さのアルミ板を探します。
アルミ板を調達している間に、ダミーですがインジケーターピンを作ってみました。
コッキングインジケーターの機能は無理としても、ローディングインジケーターにできないものか検討したのですが...
どうにも思いつかないので、とりあえずダミーを差し替えで表現することにしたのですが...
頑住吉さんの作例を確認してみたらローディングインジケーターにされていたので、ほぼまるパクリで加工してみました。
先に製作したダミーのファイヤリングピンを交換します。
やはりスライド引いた時にピンも後退しちゃうのは仕方ないですね💦
トリガー作成のために注文していた6mm厚のアルミ板が入荷したので、M1914のトリガーを平刀をあてがってハンマーで叩き折りました💦
現物合わせで削っていきます。
毎日少しずつ削っていきます。
トリガーが長めですが、上部は後でカットします。
トリガー後部のスリットを削ります。
削り終わりました。
トリガーポウル(?)といわれる、トリガーの後部スリットに嵌るパーツを作成します。
トリガーのリターンはこのパーツで可能になります。
実物ならサイドプレートを外してトリガーを横から取り付けますが、今回は下から差し込むしかありません。
M1914のフレームにトリガーを差し込む為の溝掘りを始めます。
溝はこれらの工具で削って、仕上げ用に工具を追加で自作しなきゃいけなさそうと思っていましたが、
両端も均一に深く掘るのに彫刻刀を使ってみたら、うまくいきました(^^)
次はここに入る台座を作っていきます。
ト少し長めに作っておいたトリガーの上部をカットして
彫ったフレームの溝に差し込んでみました。
少しトリガーを短くして、位置も長さもちょうどよくなりました。
フレームの溝の奥のカドの削りが足らず、トリガーが入りきっていなかったので、以前作った切削工具でカドを削ったら奥まで入るようになりました。
トリガー固定用の台座をアルミ板で作成します。
切り出したブロックがフレームの溝に均一に入ることを確認できました。
台座を含めたトリガーユニットの構成はこんな感じです。
組み立てたトリガーユニットをフレーム上部からネジ止めします。
トリガーユニットを本体に組み込みました。
トリガーの動作は問題ないですね。
動画:https://twitter.com/nyaildtiger/status/1434175655063609347
加工時についた傷とバリを取り除き...
トリガー可動式のモーゼルM1914の完成です。
この地肌が好みなので、塗装はしません。
とりあえず動かしてみるか、から始まったカスタムもこれにて完了です(^^)