80年代前半のモデルガン業界は元気が良く、MGCがモデルガンチャレンジャーを刊行し、誌上では
カスタムコンテストが開催されるなどモデルガンのカスタム全盛期でした。
チャレンジャーでイチローさんが特集するカスタムを見て「いつかオレもこんなカスタムを!」と
心に誓った方も多いと思います。
当時の私もそんな決心をしたものの、自分で超絶カスタムを作る技術などなく、カスタムショップに
オーダーするお金もない小僧でした。
それでも「今は無理でもってチャンスはきっと来る!」と信じてカスタムに使えそうなベースガンや
パーツを見つけてはせっせと集めてきました。
それから30数年が過ぎ、ついにそのチャンスが巡ってきたのです(^^)/
チャレンジャー誌に掲載されたカスタムの中でも飛びぬけて特異な形状で目を惹くのはジムボランドの
”GUSGUN”ではないでしょうか。
GUSGUNのモデルガン化は今までも検討をお願いするものの、いずれもチャレンジャー誌の写真だけでは
資料が足りないためお断りされてきました。
イチローさんはカッコいいアングルの写真のみで(そりゃそうだw)資料としてのカットが足りないことは
自分でも分かっていましたのでネットで画像を探しましたが、結局一枚もヒットしませんでした(´Д`)
特異な形なんで向こうの雑誌に取り上げられているのではと探しましたがやはり見つかりませんでした。
カスタム製作でお世話になっているArtRoom Unicornさんに他のカスタムの問い合わせをしたときに、
期待せずに(失礼!)GUSGUNの製作について聞いてみたところ「検討してみます」との答えが!?
それでも検討した結果、ヤッパリ無理ということもあるのであまり期待せずに(こりゃまた失礼!)にいたら
「難しいけどやってみます」との答えが返ってきました!!
早速長年集めた材料をユニコーンさんに送り、完成を楽しみに妄想を膨らませていました(^^)
そしてついにGUSGUNが完成しました!
ベースガンはMGCのピンガンですが、元がそうであったとは思えないくらいの変わりようです。
今ならもっとリアルなモデルガンをベースにすることも可能ですが、私にとってガバのモデルガンは
MGCのGM5なのです。
他のモデルガンにしたら今まで集めてきたパーツが使えなくなっちゃうのがホントの理由ですけどねw
Aimpoint Mark3はこのときのために大昔に入手したものです。
売り手から「自分が言うことじゃないけど、こんなのどうするの?」と不思議がられましたw
夢のカスタムを「いつかできたらいいなぁ」と夢見ているのも楽しいですが、実現させたいと思うのなら
ブレない気持ちがあればなんとかなるもんです。