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Yさんボブテイル製作日記その1

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仕事が一段落したYさんのモデルガン製作が再開です。

WAのウイルソン・ボブテイルをいつかモデルガン化しようと思っていたYさんですが、

この度やっと材料が揃ったので製作開始です。

ファイアリングピンストップは既製品を元に真鍮材から新造です。

ボブテイルの、シャーシの中にレイルがあって、バレルが入るのに邪魔なので削り落とします。

MGCコマンダーのバレルを短く切って、ボブテイルの長さに合わせます。

カットしたバレルをトップ画像で削っていたコーンバレルのアウターに差し込みます。

シャーシとバレルをスライドに差し込んで動きを確認してます。(まだ固いッス)

調整の結果、ボブティルのシャーシを削り終えました。

お次はスライド後部のモールドになってるエキストラクター部分に穴を開けていきます。

というとこで、今週はここまで。

 


Yさんボブテイル製作日記その2

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前回モールドのエキストラクター部分の加工前で終わりましたが...

記事をアップ後すぐにモールド部分をくり抜いたYさんでしたw

更にブリーチを整形して組み込み中です。

翌日にはブリーチとエキストラクターが組み込めました。

ブリーチを固定するための調整に難航し、真鍮のファイアリングピンストップをWAのスライドに

合わせて更に削り込みました。

エキストラクター後部にチェッカリングを施しましたが、ちょっとピッチが合わないのはご愛敬です(^^)

丁度いいサイズのリコイルスプリングをジャンクBOXから見つけたので、とりあえず組み込んでみました。

組んだままではカートが引っかかってチャンバーに入ってくれません。

シャーシを少しだけ削ると装填可能になりました。(赤マルの部分)

ちゃんとカートがエキストラクターで引っ張り出されるのが確認できて、ひと安心です。

エジェクター製作の前に仮組みして確認してます。

後ろから見るとエジェクターがないのがちょっとおマヌケですねw

エジェクター用に4mmの真鍮板を切り出しました。

ディスコネクターの事をすっかり忘れてたので、ブリーチにディスコネクトさせる加工を施し、

一旦組み上げて正常動作するのを確認してます。

それでは今週はここまで。

Yさんボブテイル製作日記その3

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エジェクター製作に入ったYさん、切り出した真鍮材からいつものように手作業で整形しました。

組み込んでみてもバッチリです。

バレルは、ジャンクBOXから見つけた元がナニか分からないコーンアウターバレルの内側を15mmに拡げ、

MGCのリアルサイズカート用コマンダーバレルの先端をカットした物に差し込んでいます。

バレルの先端部分はインサートはカットせず使用しています。

製作したバレルにマルシンの.45ACPカートを咥え込むと、バレルが微妙にせり出してスライドが完全閉鎖

してくれません。

Yさんは基本マルシンのカートに合わせて製作していますが、MGCのスモールカートで試してみると、完全

閉鎖する代わりに、カートが細い分エキストラクターが引っかかってくれません。

デトネーターの形状変更で調整すると、マルシンとMGCのカートどちらでも問題なく使えるようになりました(^^)

↓の画像の右がマルシン、左がMGCリアルサイズです。

形状の異なるカートがどちらも使えるように調整出来るんですねぇ。

後は細かな調整と塗装で完成です。

それでは今週はここまで。

ギャンブルは楽し

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環境保護と樹脂素材のグリップの普及でハンドガンの木製グリップが減りましたね。

昔のS&Wリボルバにはココボロのグリップがあり、その木目の美しさは初めて実物のNフレーム

グリップを見たときに「これが実物か!」と強く印象に残っています。

昔はココボロ材でP210のグリップを作ってもらったりしましたが、あの頃にもっと仕入れときゃ

よかったと思います(;_;)

木目が良さそうな木材を見つけるとチョコチョコ買ってるので、自宅には木材が増えていますw

自宅のストックを消費するために、じんきすかんさんにガンバってもらいました(^^)/

今回は花梨の瘤材で作ってもらうことにしました。

木材を見たかぎり面白い木目だと思いますが、今までもグリップにしてみると期待とは程遠い残念な

木目が出たこともあり、こればかりは自然のものなので良い木目が出ますようにと祈るしかないです。

大きな模様のココボロだとカットしてみると赤と黄色のツートンでしかなく、「高かったのにー!」

と泣いたこともあります(ノД`)

しかしこんなギャブル的要素が楽しく思えてしまうダメ人間な私ですw

前回はタナカM29のコークボトルグリップをお願いしましたが、こちらはナカさんブルー仕上げの

観賞用なので気軽にいじれるコクサイM29用にコンバットグリップをお願いしました。

提供された木材だと失敗しないかと余計に心配~💦と言ってましたが、懸念された失敗もなく完成するのは

いつも通りです。

今回の木目は...

今回は良い目がでましたねぇ!!

木目の見え方にも気を使ってくれたじんきすかんさんに感謝です。

リボルバの新作モデルガンもなかなか出ないので、木グリのギャンブルで楽しんでます。

こんなの「楽しい」と思う人は僅かでしょうけどねw

Yさんボブテイル製作日記その4

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平日夜のカスタムビルダーYさんでも、塗装は休日じゃないとできません。

先週末にボブテイルのバレルを塗装して、真鍮パーツを黒染めしましたが、冬場の完全乾燥のため

4日間かけて完成しました。

バレルがきれいに塗れています。

前回ほぼ完成状態の画像を載せたので、以前製作したラブレスコマンダーと比較してみました。

ラブレスコマンダーよりスライド長が1センチくらい短いのに、マグバンパーのせいかボブテイルの方が

大きく見えちゃいますね。

ボブテイルはこれにて完成です。

お次のネタはパーツの集まり次第で決めるそうです。

早まりました

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次回の浅草ビクトリーショーは来年1月の開催ですが、私が帰省しているので参加できず

その次の5月4日(日)に出ようと決めていました。

5月はまだまだ先だなぁ~とボ~としていたら、Vショー事務局から

「5月1日の天皇即位とGW10連休のため、5月4日は宿泊場所と駐車場が不足するので

3月31日に変更します」

という通知がきました?!

いきなりの1か月前倒しで、新型ブラスターの仕事で超絶多忙を極める徳さんは新作を

展示することはできませんが、話し合った結果、2回連続で不参加するのはよくない!

ということになり、3月31日(日)のビクトリーショーに出展することにしました。

YさんやPocketさんに何とか新作を展示してもらうようお願いしていますので、また

賑やかなブースになると思います。

それでは3月末の浅草でお会いしましょう。

 

カレンダーいかがですか?

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今年も年の瀬を迎え、時が経つのは早いものだとしみじみ感じます。

エングレ倶楽部主宰のSo-Suiさんは有志が撮影した画像で「2019トイガンカレンダー」を制作・販売する

企画をやっています。

今年はYさんと私も参加させてもらいました(^^)

当初はP210でいくか?と思ってましたが

今年完成したカスタムの方が良いなと思い、SIG 229cにしました。

せっかくカレンダーに載るのだからと、繊維の街日暮里に出向き、新しい撮影用敷物を買ってきて

頑張ってみましたが、敷物で腕前は上がりませんねw

Yさんは昔製作したベイビーアーティラリーで参加です。

カレンダーに載るのは縦ですが、横の画像も撮影されています。

「2019トイガンカレンダー」は価格:200円+郵送料120円でヤフオクで販売されいます。

皆さんも来年の暦にいかがですか?

12年目にあたり

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平成最後の年を迎え、当ブログも1月7日で12年目を迎えます。

自分の知らないモデルガンの世界を見てみたいと始めたブログが、正直こんなに続くとは思いませんでした。

手持ちのモデルガンを取り上げていたら、のんびりやっても2~3年でネタが尽きるだろうから、そのとき止める

つもりだったのですが、そのうちにカスタムにはまり、ブログを通じて徳さんと知り合いイベントに出展するなど、

ネタ切れせずになんとか今までやってくることが出来ました。

ブログをやって良かったのは、たくさんの方々と知り合いになり、その中で同好の友人が出来たことです。

モデルガン収集は一人で出来ますが、色んな人から聞く体験談はとても楽しく為になり、自分への活力になります。

自分が現役のモデルガン愛好家でなくなったら、ブログも止めると決めていますが、今のところは徳さんのM52を

手にするまでは辞められないのでボチボチやっていこうと思います。


Yさんマカロフ製作日記その1

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Yさんはボブテイルの製作を終えて、次のブツは何にしようか?と悩んでいました。

やりたいネタは幾つかあるけど、肝心のベースガンその他が最近は中々集まりません。

YさんのやりたいリストにKSCのマカロフをベースにしたモデルガンがあり、私の

手持ちにマカロフの実物マガジンがあったので、早速送りました(^^)

実物マガジンのスプリングは当然モデルガンに使うには強すぎるので、マルシンPPK/Sの

スプリングと交換します。

実物マガジンはボトムのロックをスプリングの力で行なっていますが、PPK/Sのマガジン

スプリングの力では無理なので、新たにロック用のパーツを作成しなきゃいけません。

そこでボトムロック用パーツを作ってみました。

こちらはオリジナルのマガジンボトム。

こちらが新たに製作したロック用パーツです。


マカロフのバレルはマルシンPPK/S用バレルをベースに製作します。

上がKSCマカロフのバレルで、下がマルシンPPK/Sのバレルです。カートはマルシンM84用を使います。

 

マガジンフォロワーの突起が干渉してフレイムに入らなかったので、フレーム内側を加工して収まる様に

なりました。

マグキャッチの位置調整もしたので、とりあえずマガジン系の加工は終わりです。

 

マカロフのスライドストップは、元々ガスガンマガジンのフォロワーが引っかかる部分が邪魔なので

削り落とし(画像右下部の丸い部分)、代わりにワイヤーで引っかかりを作成しています。

スライドストップの表側からだとこんな感じです。


KSCマカロフのアウターバレルのチャンバー部分だけ残し、マルシンPPK/sのバレルを差し込みます。

KSCマカロフのチャンバー部とマルシンPPK/Sのバレルをサンアローで接着します。

チャンバー内径がマルシンM84用カートに対して広すぎなので、

チャンバー内側にABSパイプを挿入し、カートとのクリアランスを調整します。

しかし実際に装填してみなきゃ追加加工が必要かはまだ分かりません。

バレルをフレームにセットすると、こんな感じになります。

バレルの製作も一段落したので、次回はブリーチの製作に入ります。

それでは今週はここまで。

「5」と「7」の間

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西ドイツ警察には複数の制式拳銃がありました。

国内に有名銃器メーカーを多く抱えるお国柄故か、終戦から60年代までは

P1(WALTHER P38の戦後版)、P2(SIG P210-4)、P3(ASTRA 600)、P4(WALTHER P4:P1の改良版)で

70年代から80年代はP5(WALTHER P5)やP7(H&K P7)、そしてP6(SIG SAUER P225)と多彩です。

※特殊部隊向けにP9(H&K P9S)もあり。

国内産業への支援の一面もあったんじゃないかなとも思えるラインナップですね。

このような知識は昔からGun誌等で知っていて、P6はP220のコンパクトモデルのP225だということも

当然知っているのに「これをやってみよう!」と思い立ったのは、秋葉原のサイドアームズで新発売の

タナカP220 ICガスガンを握っていたときというから、全くもってぼんやりしています(;_;)

まぁ私の脳みそが残念なのは横においてw

カスタム対象が見つかれば後は必要部材の探索です。

ベースはタナカのP220 EVO、P6の実物グリップと細々したパーツは部品箱からかき集めて、P229cで

お世話になったユニコーンさんに製作をお願いしました。

MGCのP220が出たときに「いすれはP225がバリエーションで出るだろう」と楽観視していましたが、

それも夢と消え、その後タナカからP220が出たときには私が他のカスタムに興味が行って思いつかず、

長らく頭に登ってきませんでした。

年をとって発想力に衰えが出てきたのか、最近はなかなか閃きませんねぇ。

P6は西ドイツ各州の警察署で一番多く採用され、退役後は民間に払い下げられて遠くは米国でも

愛好者が多いそうです。

いずれはP5とP7もモデルガン化して西独警察トリオを結成したいものです。

Yさんマカロフ製作日記その2

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仕事のトラブル発生で対応に追われていたYさんは、なかなかマカロフに取り掛かれませんでした。

マルシンM9のブリーチをKSCマカロフのブリーチに差し込むため、マルシンM9のブリーチ後部を加工しました。

キチンとセンターが出たので、ファイャリングピンがすんなり貫通してくれてひと安心です。

加工したブリーチをマカロフのスライドに付けてみたら...

長過ぎて、エジェクションポートから見えてました(汗)

ブリーチ後部を更に短くして、バレルとの相性を確認します。

ブリーチとバレルの調整が終わり、カートを装填してスライドが完全に閉鎖する様になりました。

ブリーチが完了したので、エキストラクターとエジェクターの加工に入ります。   それでは今週はここまで。

好きの底力

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好みの違いはあれど、モデルガン愛好家には「これが出たら絶対欲しい!」と思えるモデルがあります。

欲しいモデルが既に製品化されている人は幸運ですが、「多分いつまで待っても出ないだろうな」と

諦めている人はかなりいることでしょう。

メーカー頼みでは製品化されないであろうモデルガンを何とか形にするにはどうしたらいいのか?

私はカスタムの匠にお願いしてワンオフモデルで実現していますが、それを真正面からメーカーに

お願いした人がいます。

RICOさんはジム・ボランドの9mmMajorのモデルガン化をBWCにお願いして、ついに製品化に

漕ぎ着けまさした。

BWCの社長さんと親交のあるRICOさんだからこそ実現出来たと思いますが、仲の良い常連さんの頼みだから

といってホイホイ動いてくれるわけはありませんし、「作ってくれたら私は買います」なんて寝言こいても

商売にならなきゃ単なる戯言です。

そのためRICOさんは9mmMajorの買い手を見つけるため購入希望者を募り(!)、必要なパーツを

探し出すなど様々な支援を行った結果、9mmMajorが製品化されることになりました。

需要が高いとはいえない80年代レースガンですので購入希望者集めも大変だったろうと思います。

ブログで告知した当初は口ばかりで自分では何も行動しない評論家気取りの連中が陰口を叩いていたようですが、

そんな些末なことよりも完成するまでの間は様々なご苦労があったことでしょう。

私がRICOさんから9mmMajorの話を聞いたとき、当然80年代レースガンが大好物な私は興味を持ちました。

しかしそれより今時珍しいモデルガンバカ(失礼w)の挑戦に乗ってみるのも面白い!と思い、ボブチャウの

ときの清水の舞台よりもっと高いスカイツリーからバンジージャンプするつもりで予約しました(汗)

RICOさんには悪いですが、長年の経験からこんな面倒なカスタムは絶対予定通りには完成しない!と踏んで、

コツコツと購入資金を積み立てて何とか発売に間に合いました(ホッ💦)

9mmMajorは競技ではパッとしなかったナイゴード改をベースに45ACPから操作性向上(だと思う)のため、

IPSCのパワー規格にパスできる9mmMajor弾に変更しています。

その後の結果が示す通り、9mmMajorは名前の通りメジャーな競技用弾薬にはならず、ジム・ボランドの

実験的な取り組みであったと言えます。

しかし、当時は色々なアイデアのレースガンがあり、メジャーにならなくてもそれぞれに魅力がありました。

BWCが手間を掛けて製作しただけあって、大掛かりなカスタムに有りがちなバランスの破綻もなく見たこと

のない実銃もきっとこうなんだろうと思わせてくれます(^^)

9mmMajorには取扱説明書の他に磨き布が添付されています。

スライドはABSの磨き仕上げ、グリップ一体型のスライドガードとハンマーは亜鉛合金の磨き仕上げなので

遊んだ後はこれで磨いてね、との配慮です。

取扱説明書は9mmMajor専用で、少量生産品なのに贅沢です。

ワンオフカスタムは1丁のみの製作ですが、キャストパーツがふんだんに使われている9mmMajorは

追加生産で出来ないたった20丁だけのために専用の型が作られています。

考え方によってはすごい贅沢なモデルガンです。

RICOさんの企みはこれで終わりではなく、次回のパワーカスタムも楽しみにしています(^^)

 

Yさんマカロフ製作日記その3

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通常運転に戻ったYさんは製作も快調に進んでいます。

マガジンからのカートのフィーディングを確認しようとしたら、KSCマカロフのブリーチがマガジンに

干渉します。(赤丸のところ)

ブリーチを加工して再確認したところ、問題なく給弾出来るようになりました。

スライドのダミーエキストラクター部分を切除します。



ブリーチにエキストラクター用の溝を掘り始めました。

エキストラクター本体となる真鍮板を切り出しました。

ブリーチはここまで削って完了です。

溝の中の穴にエキストラクターを引っ掛け、後ろからプランジャーでテンションをかける仕組みです。

エキストラクターを整形してブリーチに嵌まるようになりました。

今週はここまで。

Yさんマカロフ製作日記その4

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今週はYさんが多忙のため製作ペースが遅くなりました。

エキストラクターはプランジャーのテンションがかかる様に加工したので、カートを咥える部分を

整形してカートを引き出せる様になりました。

エキストラクターとプランジャー+スプリングはこんな感じです。

エキストラクターはブルーイングしたら完成です。

 週末はYさんが帰省のため、今週はここまで。

Yさんマカロフ製作日記その5

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マカロフのエキストラクター製作が完了したので、エジェクターを真鍮から削り出してます。

そして削り出したエジェクターを曲げて...

フレームに仮組してみました。

👆の状態でスライドを組んでみたら、KSCマカロフの金属ブリーチ部分に引っかかって完全閉鎖して

くれなかったので、ブリーチを再加工しなきゃいけなくなりました。

ブリーチを再加工して、スライド閉鎖する様になりました。

しかしKSCマカロフの金属ブリーチ部をかなり削ったので、マルシンM9のABSブリーチ部がガタつく

ようになりました。

その影響でエキストラクターが浮いてしまうので、ブリーチの接合部をしっかり結合させなきゃいけせん。

ブリーチの結合せずにグラついてる部分にABS板を貼って整形したら、エキストラクターが浮くことも

無くなりました。

しかしリコイルスプリングを組み込んでの装填排莢テストでマガジンに複数のカートを装填したら、

チャンバーにカートを送り込む際に、金属ブリーチの下部がマガジン内のカートのリム部に引っかかり、

スライドが閉鎖しない事が分かりました。

引っかかりを無くすために金属ブリーチを更に整形すると、カートの装填排莢がスムーズに行えるよう

になりました(^^)

カートの装填排莢が完了したので、最終工程のファイヤリングピンの整形とセフティの調整に入ります。

画像右側のダミーファイヤリングピンで分かる様に、セフティが機能するための切り欠きが必要なので、

ちょっと面倒な加工になります。

参考までにエジェクターの突起は、カートがエジェクションポートの前部に引っ掛かっちゃうので

最終的にはここまで短くなりました・

セフティの調整が完了すれば完成ですが、現状セフティを組んでスライドがコンマ数ミリのところで

完全閉鎖しないのでまだ調整が必要です。

ということで、次回で完成となる予定です。

今週はここまで。



Yさんマカロフ製作日記その6

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前回マカロフのスライド閉鎖不良は解消出来たYさんですが、その後排莢不良が発生したので、

そちらの調整を行っていました。

排莢不良の主な原因はエジェクターを固定しているネジが緩んでガタついていたと判明したので、

エキストラクターの爪の角度を変更し、エジェクターのネジにネジロックしたら解消しました。

排莢動作もOKになったので、仕上げにエキストラクターを黒染めしました。

マズルからインサートがバッチリ見えてます。

今回苦労したファイヤリングピンもバッチリ再現されています(^^)

Gunくつ王マカロフ(上)とYさんマカロフ(下)

KSCマカロフがベースなのでカッチリとしているYさんマカロフですが、「マカロフのやれた感じ

はGunくつ王マカロフの方が雰囲気出てる」そうです。

マガジンの互換性はありませんでした。

そういえばGunくつ王マカロフ(左)のファイヤリングピンはモールドだったことを思い出しました。

Gunくつ王マカロフには実物ベークライトグリップが付いています。

Yさんマカロフにも実物グリップを取り付けたいところですが、フィッティングする際の

ベークライトの削り粉を吸い込むと、Yさんは具合が悪くなるので思案中とのことです。

KSCのイスラエル製グリップ付きマカロフ(左)とGunくつ王マカロフ(右)

Gunくつ王マカロフとKSCマカロフはトリガーガードの形も違いますね。

無事完成したYさんマカロフは3月末のVショーで展示予定です。

 

Yさんマカロフ製作日記その7

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マカロフを完成させたYさんは、KSCマカロフのおもちゃっぽいグリップを実物グリップへの

換装を思い立ちます。

しかし、実物ベークライトマガジンは硬く補強に鉄板まで入っているので、実物より太めの

KSCマカロフに合わせるにはかなり削り込まなければならず、Yさんでも手こずりました。

もう少しで装着できるところまできてます。

そしてやっと装着完了。

グリップが付いたのは良いけど、グリップがフレームを圧迫して、マグキャッチがフレームに

干渉する様になり、ちゃんと動作するよう調整しなきゃいけませんでした。

Gunくつ王マカロフの実物グリップ取り付けは少しの手間で完了しましたが、KSCマカロフは

3日を要しました。

実物グリップの元々の色味が違って、KSCマカロフの方が暗く、GUNくつ王マカロフの方が明るいです。

これでマカロフも無事完成です(^^)

 

三軒両隣になるかな?

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3月31日(日)は浅草ビクトリーショーが開催され、徳さんと私も出店します。

徳弘工房は徳さんがブラスター製作で手一杯のため、目新しい出品はありませんが、Pocketさんや

Yさんの新作展示があります。

今回はワンフェスでコリプリやP238を出品しているユニカさんのブースと隣同士です。

 

ユニカさんは初めてのVショー出店で不案内とのことでしたので、それならお隣同士で出店しませんか?

と申し入れたところ快諾いただきました(^^)

その後ブルーイングガレージのナカさんも出店されるとのことで、Vショー事務局にこちらも隣にして

くださいとお願いしたのですが、本日の配置図では離れた配置になっているので変更をお願いしています。

今回は三軒両隣での出店したいですねぇ。

うちの若手エースのPocketさんはラドムの手曲げスチールマガジンを持ってくる予定です。

だんだん個人製作の展示会みたいになってますが、メーカーでは製品化されない作り手の思いのこもった

作品を見てみたい、という方は当日浅草でお会いしましょう。

賑やかでした

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花曇りの朝に浅草へ向かいました。

会場に到着するとハートフォードのブースに珍しくコネティ加藤社長がいらっしゃってました。

「進んでないと言われそうだからねw」とナガンの試作品が展示されていました。

いつ頃に?と聞くと、秋口にはとのことでした。

当ブースの新製品はPocketさんのワルサーMODEL9です。

次回の展示には商品として発売できるように頑張ります!とのことです。

こちらはラドムのスチールマガジンです。

0.5mm厚のスチール板を手曲げ!で一発加工したとは思えない出来です。

でも商品にするにはまだクリアする課題が結構あるそうです。

うちの隣のユニカさんとジョゼ山さんのブースです。

SIG P238のキットや

コリブリのキットや

PAR1のキットが展示され、たくさんのお客さんで賑わっていました。

私としては製作中のSIG P239のキットが気になります(^^)

反対側の隣はブルーイングガレージのナカさんのブースです。

ナカさんからいただいた名刺は題字が所ジョージでした!

RICOさんがBWCのSW1911 SCを持参してくれました(^^)

ラウンドフレームは少しの差に思えますが、握ってみると違いがよく分かります。

ブースを訪ねてきたお客さんが製作された1/2スケールのPPKです!

3Dプリンタで製作されたそうですが、このサイズでスライドやハンマー・トリガーが可能です。

うちのブースの斜め向かいの和室工房さんでは気になる製品が開発中です。

Little Badgerは中折れ式でカートがエジェクトするガスガンです。

Taurus Curveはマルシンの25オートガスガンを内蔵したモデルです。

指輪型ガスガンという変わり種もありました(^^)

今回はカスタムやオリジナルのトイガンを展示するブースが近所にあり、見どころのあるイベントでした。

また次回も色んなトイガンが見たいですね。

 

グリップの出来るまで

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モデルガンのはなし」のじんぎすかんさんは私の知る中で一二を争う木グリ製作者です。
北海道在住のため、子供の頃は私と同じく雑誌とショップに置かれた数少ないモデルガンを見ながらあれこれ妄想を膨らませていたそうです。
人間、妄想が過ぎると取り憑かれてしまうもので、いい歳して未だにモデルガンファンなのも同じですw

じんぎすかんさんとの出会いは、彼のブログを見て「おっ?!スゴいヤツが居るな!!」と木グリの製作をお願いしてOKしてもらえたのがつき合い始めたきっかけでした。
当初はリボルバの木グリをお願いしていただけでしたが、そのうちカスタムの木グリを頼むようになり、その度
「こんなの自信ない~💦」
「いや出来るはず!」
と相談?しながらと色々と作ってもらっています。

その中でも今回のP210のようなフレーム後部をグリップが包み込むようなグリップは一番作るのが大変とと聞いていましたが、実物でも見たことのないアンビセフティ対応のP210グリップを高品質で作れるのは私の知る限りじんぎすかんさんか徳さんくらいですので、お願い倒してやってもらうことになりました。

じんぎすかんさんのP210グリップの製作過程を時系列に追っていきます。
いつもはじんぎすかんさんがストックしている木材からお任せで作ってもらいましたが、今回は私の手持ちのクラロウォルナットの瘤材で作ってもらいました。

木目が普通とは異なる燃えるような模様になることが多い瘤材なので、これをグリップにしたら面白いかもと思い使ってもらうとにしました。
「人様の木材だと緊張する~💦」と早くも弱音が出ていましたが、作業に入ればいつも通りです。

カマボコ板のようなガバのグリップなら1/2インチ(12.7mm)厚でも製作可能(ここらへんは製作者による)ですが、P210だと1インチ(2.54mm)以上の厚さがないと無理なので、木目(外観で分かる範囲)も考えると選べる木材もかなり限られてきます。
しかし厚けりゃ良いかというわけではなく、今度は目標の厚みまで削る作業が必要(=製作費用が上がる)ので、基本的には木材は持ち込みよりお任せの方が経済的で楽チンです。
じんぎすかんさんはグリップ製作の際に何度もフィッティングを繰り返す(本人談「木材をモデルガンにギューッと押さえつける)ので、製作依頼の際は傷ついて後悔しない作業用モデルを送りましょう。
私のP210カスタムは形状が特殊なので塗装前の段階の現物を送りましたが、作業用モデルとしてノーマルのマルシンP210も同梱しました。

貴重なワンオフカスタムに製作中の事故が起こるとお互い不幸なので、ここらへんは事前に要相談です。
モデルによってはじんぎすかんさんが自前でお持ちのものもあるので、その際は作業用モデルは不要です。
じんぎすかんさんは本業の傍らでグリップ製作を請けてくれているので
「こっちは依頼してるんだからそんなこと製作者が気をつけることだろ」
などと不遜な態度ではなく
「事故無くスムーズなグリップ製作にはどんな準備が必要か?」
と自分もグリップ製作の一端を担っているという立場で考えましょう。
それが無理なら市販のグリップで楽しみましょう。

 先ずはフレームの形に合わせたスペーサーの木材を貼り付けて位置決めします。

 

最近のモデルガンは実物グリップがポン付け可能なものも多く、グリップがピタッと合うことが当然かもしれませんが、グリップをモデルガンに装着するのに苦労した世代にとっては、ピタッと合うグリップというのはとても贅沢な気分になります(^^)

大体の外観を削ったので、カスタム本体を使った調整に入ります。

かなり削り込まれてきました。

グリップ後部の合わせ目もバッチリ合ってます(^^)

木グリのチェッカリングってカレイの煮付けみたいなバッテンで位置決めしてから始めるんですねぇ。

ハンドメイドとNCマシン製作のグリップの大きな違いはチェッカリングだと思います。

正確なピッチで彫られたチェッカリングはグリップの顔なので、機械製作の方が手作業よりも良いように思えます。
機械製作を前提に設計された新しい銃には同じく機械製作のグリップが合うのですが、手作業の工程の多かった昔の銃に機械製作のグリップを取り付けると、手描きの絵画にCG画像をはめ込んだような違和感を私は感じます。

手作業と機械製作のどちらが優れているかではなくそれぞれの向き不向きがありますね。

じんぎすかんさんとそんな話をしていると
「そんなこと言ったって、最近のS&Wだって純正グリップはラバーかアルタモントだし、最近の 3Dプリンタなら個人でもグリップ製作可能になるさ。そしたら俺みたいな昔の作り方しか 出来ないおっさんは近い将来用済みだ~」
と淋しく語るので
「それなら俺がこの趣味続ける間だけでもよろしく!」
とお願いしておきましたw

 完成したチェッカリング。

実物のP210グリップよりもしっかりしたピラミッドが並んでいます。

じんぎすかんさんが米国に生まれてりゃ名のあるグリップマイスターになってただろうにと思います。
50過ぎのオッサンは拡大鏡で頑張って作業してますw



グリップの仕上げにはオイル仕上げかニス仕上げがありますが、これはお好み次第です。
木材によっては仕上げにより色味が変わったり、木目が強調されてイメージと異なる場合があります。
ここらへんは経験を積まないと予測は難しいですが、自然の材料なので「おっ?こうきたか!」と楽しめる心のゆとりが必要です(^^)

 グリップの製作は粗方完了して、後は仕上げを残すのみです。

P210グリップはオイル仕上げでお願いしました。

 

ここまで書くとオリジナルの木グリの製作を頼むことは面倒とリスクがあるので、市販のグリップとのコストパフォーマンスはかなり悪いことは明白ですね。
実物グリップ至上主義な人だけでなく、こんなに手間と費用をかけるくらいなら頑張って高価な実物グリップを買った方が確実、という考えも尤もだと思います。
しかし私はオリジナル木グリをモデルガンに取り付けたときの喜びが忘れられないので、相変わらずじんぎすかんさんに無理を言ってますw

もしあなたが上記を読んでも
「自分のお気に入りのモデルガンのためにオンリーワンの木グリが欲しい」
と思うのなら、じんぎすかんさんに問い合わせてみて下さい。

ギャグセンスは昭和でフリーズしているおっさんですが、結構スゴいヤツですよ(^^)

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